時々通信

築16年程のお宅からバルコニーの修理を頼まれました。
外壁を剥がしたら見るも無残な状況。
下地はほとんど腐ってました。

原因はバルコニー笠木板金にアルミ手摺をビス止めしていたこと。とても雨漏りしやすい納まりです。

板金笠木にアルミ手摺をビス止め→その部分が下る→雨水が溜まる→手摺カバー内部の雨水がずっと残る→ビス穴から浸水→バルコニー下の換気が取れてない→乾かない→腐る



下地を補強して。


さらに強度を高めるために12ミリ厚合板張りして。


笠木を取替えて外壁材を張って完了です。
バルコニー下からも換気ができるようにしています。
アルミ手摺は無しとしました。

外壁廻りの内部換気がしっかりとれていれば、ここまでは酷くはなってないと思う現場です。
もっとも板金笠木にアルミ手摺をビス止めという危険な納まりしなければ良かったのですが。